チラシの作り方実践講座【考え方&進め方】

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今回はこのようなチラシを作るときの流れ、考え方、進め方のお話です。
サンプルは簡易的なものでお恥ずかしいのですが、
チラシを作ったことがなく右も左もわからないといった方の参考になれば嬉しいです。

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目次(手順)

  1. 伝えたいこと、用途を決める
  2. ターゲット(伝えたい人)を決める
  3. サイズを決める
  4. 情報収集・整理
  5. ラフ、レイアウト
  6. テキスト作成
  7. デザイン・イラスト作成
  8. 情報の正確性のチェック
  9. 公開

①伝えたいこと、用途を決める

冒頭のサンプルは、祖父のために個人的に作ったものです。
春先に救急搬送されたにも関わらす、面倒くさがって水を飲まない人なので
印刷して冷蔵庫に貼っておいてもらう予定です。(用途)
「熱中症に気をつけてね」のメッセージ(伝えたいこと)を大きく出したいと思います。

②ターゲット(伝えたい人)を決める

情報を伝えたい人を想定します。
できれば好みなども考えます。最初は事実の羅列でいいと思います。

▼今回伝えたい人
・高齢者(90歳)
・目が悪い→文字大きく
・漢字読める
・白内障→薄い色は使わない
・デザイン好みなし
・認知能力はしっかりしてる
・忘れっぽい

③サイズを決める

用途に合わせたサイズを選びます。
家庭のプリンターで簡単に印刷できるA4にしました。

④情報収集・整理

④〜⑦は順番が曖昧なことが多いです。
やりながら前後したり、案件によって変わります。

今回は個人的な制作物だったので、
サントリーとオムロンのHPから情報をお借りしました。

サントリー水大辞典 https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/jiten/science/10/
オムロン健康コラム Vol.182 https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/182.html

⑤ラフ、レイアウト

情報が集まってきたらラフを作成します。
最初のラフはおおまかな骨組みで十分です。
字が汚くて心苦しいですが、参考画像を掲載します。
流石にこれでは何がなんだかわからないので、後ほど整えます。

怪文書

ラフはゾーニング(だいたいで区切ること)と後の工程を担当する人への指示出しがメインなので、書き込まなくて大丈夫です。
重要なのは、

  • 「載せたい内容を決めて指示する」
  • 「大きく見せたい部分を指示する」(キャッチコピー、キャンペーンなど)
  • 「流れを指示する」
  • 「だいたいのボリュームと位置を指定する
    程度です。

今回載せたい内容は主に

A「熱中症に気をつけて!」(メインキャッチ)
B「普通に生活してても熱中症になる」
C「だからたくさん水飲んで」

の3つなので、情報の流れはA→B→Cがわかりやすいですね。
縦型なので、素直に上から順にレイアウトします。 

もし制作会社さんに発注する時は

この時点で自分のイメージに近い写真や画像、サイトなどを探すことをおすすめします。
レイアウトが参考になったり、ラフが書きやすいかもしれません。

テキストはあるが、レイアウトはこだわりがないから見栄えするようおまかせしたい、なども全然OKだと思います。
その際も好きなデザインのイメージは添えたほうがいいです。

発注する時は参考画像のどこに惹かれて、どんな印象を受けているのか、
どういった印象にしたいのかなどもがんばって伝えていただけると嬉しいです。
難しいのは重々承知なのですが、お客様が一生懸命伝えてくれると、制作会社もいつにもまして気合が入ると思います。

丸投げして対応してくれる人もいますが(弊社もがんばってます)、
なかなか言葉外の情報だけではお客様の時間を余計に奪ってしまいやすいです…

⑥テキストの作成

初めて見る人にも伝わるように、テキストを足したり引いたりします。
(今回は逆ですが、先にテキストだけ決まっていてレイアウトを組むことの方が多いです。)

制作会社さん(デザイナーさん)に依頼する際、「ラフ支給・テキスト支給」とある場合は、
このくらいの状態が望ましいと思いますが…(パソコンでなく、手書きでOK)
そこの担当さんに相談に乗ってもらうのがいいと思います!

今回はなるべく文章が長くならないようにしつつ、「あなた」に危機感を持ってもらえるよう、祖父の体重(50kg)に合わせて具体的な数字を計算して載せたり、熱中症の初期症状も入れました。

⑦デザインとイラスト作成

ぱっとみてわかりやすくしたかったのでイラストも入れました。
シンプルに色は2色だけの簡単な表現で、水のイメージで青です。

うーん、真ん中のうんちくよりも摂取量の目安を大きくしたほうがよかったかもしれません。
勢いで作り始めたので粗が目立ちます…
でももう疲れてきたので…いいです…

⑧情報の正確性のチェック(校正)

お仕事の時はこれが一番大事です。
数字や誤字脱字はもちろんですが、危険な情報、恣意的な数字が使われていないかなどもチェックするようにしています。

絶対にやめましょう

⑨公開(初稿提出)

初稿が完成です!
お仕事であればこのあと2校、3校と修正を重ねることになりますが、
今回はここでおしまいです。

⑩制作しての反省

中途半端に啓発っぽい情報を入れないで、
ポスターに振り切って「お水を飲みましょう!」だけでよかった気がしました。
あと私の電話番号を入れるべきでした。

おわりに

以上、簡単な一連の流れでした。参考になれば幸いです。
全国のおじいちゃんおばあちゃんが長生きしますように!

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